プライスアクション・トレード教室:ボリンジャーバンドにおけるダイナミック・サポート&レジスタンスの法則(Vol.008)
最終更新日 2020年2月11日 : 【特許技術】プライスアクションJAPAN by kumahige
くまひげ先生のプライスアクション教室:
ボリンジャーバンドにおけるダイナミック・サポート&レジスタンスの法則(Vol.008)
強トレンドにおけるダイナミック・サポート&レジスタンスの法則
前回の「ダイナミック・サポート&レジスタンスの法則(Vol.007)」に続き
今度は、少し別のケースについてである。
今度は、強いトレンドが出ているときのサポート&レジスタンスについて考えてみよう。
ボリンジャーバンドを使うなら、
±1σ(シグマ)は、サポート&レジスタンスとして使い勝手がとても良い。
以前、±1σのサポート&レジスタンスを利用した売買システムを構築したが、
レンジでのトレードがフィルタリングされることで、減少し、
トレンドに上手く乗ることができる堅牢なシステムとなっている。
ただし、単独でこれらを売買シグナルのセットアップとして使う場合、
利用するのは精度が低いため、
必ず一定の裏付けとしてのロウソク足ごとのプライスアクションが必要となる。
ロウソク足のプライスアクションによる裏付けおこなう場合、
これらのサポート&レジスタンスは高確率に変わる。
では、実際のチャートで確認しておこう。
ボリンジャーバンドに対する、多くの誤解
個人的にも、ボリンジャーバンドは、
お気に入りの指標ではあるが、扱いには注意が必要だ。
詳細については、別途記載するが、
簡単にいうと、次のことを注意していただきたい。
ボリンジャー・バンドを使う時、一般的なFX本に多い、
統計的なものだと思って、単純に逆張りだけで利用している方は、
要注意である。
このボリンジャーバンドの使う標準偏差は、数学的な統計とは異なる。
私はさまざまなところでこのことを紹介してきたが、
実は、ボリンジャーバンドの利用している価格というのは、正規部分布しないのである。。
正規分布しないということは、
「±◯シグマの間には、◯◯%が入る」という
FX本に多いこの考え方は、ナンセンスということである。
価格は正規分布しないということは、
実際に相場での経験が一定以上になると、
イメージとして実感できるのではないだろうか。
ボリンジャーバンドは、ボラティリティを見るものであり、
もっと、素晴らしい使い方がある。
今後、これらも紹介していければと考えている。
私も、早いもので、相場を始めてから30年になる。
そろそろ、今まで学んできたものを少しづつ出していくことで、
世の中の相場を目指す方々に貢献できればと考えている。
そのために、この「プライスアクションJAPAN」を始めることにした。
現在公開している、独自の考え方の『プライス・ストラクチャー™』は、
プライスアクションのひとつの技術を最もシンプルにしたもので、
多くのトレーダーの方々に知っておいていただきたい
ベーシックな短期のトレンドフォロー手法である。
※出版予定の原稿の一部であるため、著者の許可無く、転載を禁じます。