プライスアクション・トレード教室:クラック&スナップ(Crack and Snap)の法則とは?(Vol.005)
最終更新日 2022年2月16日 : 【特許技術】プライスアクションJAPAN by kumahige
くまひげ先生のプライスアクション教室:
Crack and Snap(クラック&スナップ)の法則とは?(Vol.005)
【プライスアクション教室】vol.001のおさらいをしてから、
さらに【クラック&スナップ(Crack and Snap)の法則】に発展していきたい。
低ボラティリティのマーケットであるならば、
ブレイクアウトがファールになることを、
あらかじめ想定して、エントリーするということが必要だというお話をした。
このブレイクアウトのファールを利用した手法は数多く存在している。
有名なところでは、ラリー・ウィリアムズの『スペシャリストの罠』や
リンダ・ラシュキの『タートル・スープ』があるが、
最も古いものは、リチャード・ワイコフの文献に出てくる。
名称は違えど、内容はほぼ同じである。
つまり、多くの魔術師と呼ばれるスーパー・トレーダーたちの多くが、
この事実を利用しているということである。
この手法を突き詰めれば、結局、
他のトレーダーのポジションに対するストップ・ハンティング
をおこなっているということになる。
▼以下に代表的なブレイクアウトの失敗例を図示しておく。
私は、このパターンをCrack and Snap(クラック&スナップ)と呼んでいる。
Crackは「ヒビ」、Snapは「ポキンと折れる」という意味である。
面白い表現だが、的を得ていると思う。
ちなみに、ダウンブレイクの失敗とアップブレイクの失敗の名称を変えている海外トレーダーもいるが、
個人的にはCrack and Snap(クラック&スナップ)の表現がとても気に入っている。
私個人としては、もっとシンプルな形で、
10本のバー(ロウソク足)程度の間隔で
2点の前回の高値(安値)と今回の高値(安値)を利用した
クラック&スナップ・パターン(ストップ・ハンティング)として
システム化してトレードに利用することも多い。
トレンドが大きく出ているとき以外は、よく機能するケースが多い。
いずれシステムとして公開できる機会があればと思う。
現在公開している、独自の考え方の『プライス・ストラクチャー™』は、
プライスアクションのひとつの技術を最もシンプルにしたもので、
多くのトレーダーの方々に知っておいていただきたい
ベーシックな短期のトレンドフォロー手法である。
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