プライスアクション・トレード教室:基本中の基本「ダウ理論」(Vol.004)
最終更新日 2015年12月28日 : 【特許技術】プライスアクションJAPAN by kumahige
くまひげ先生のプライスアクション教室:
プライスアクションの超基本「ダウ理論」(Vol.004)
プライスアクション、いや、すべてのトレード技術の基本中の基本が
「ダウ理論」である。
相場における真理というのは存在はしないが、
真理に近いものならいくつか存在している。
そのひとつが、この「ダウ理論」だ。
プライスアクションを読む上で、重要な基本事項は、トレンドを把握することである。
シンプルではあるが、普遍的にトレンドの方向を捉える方法ということで、
絶対に『ダウ理論』ははずせない。
初心者のトレーダーにとっては、
インディケーターよりも、優先すべきものが、この『ダウ理論』である。
より高い高値(HH)、より高い安値(HL)をつくる場合が、アップトレンド
より安い安値(LL)、より安い高値(LH)をつくる場合が、ダウントレンド
である。
マーケットはこの『ダウ理論』を抜きに上昇したり、
下落したりすることはありえない。
アップトレンドでは必ず、より高い高値(HH)、
より高い安値(HL)をつくらなければ上昇しない。
ダウントレンドでは必ずより安い安値(LL)、
より安い高値(LH)をつくらなければマーケットは下落しない。
チャートを見て瞬時に、この『ダウ理論』の判断ができないトレーダーは
マーケットで生き残ることは難しい、と言っても過言ではないだろう。
そのぐらい重要な判断基準である。
実際のチャートにおいては、きれいな形で、
「高値・安値の連続的な切り上げによるアップトレンド」や
「高値・安値の連続的な切り下げによるダウントレンド」を描くことは少なく、
途中にリトレイスメントが入る複合的な場合が多いが、
基本的なトレンドの方向がつかめるとトレードの確度が上がる。
また、このダウ理論を瞬時に見極めることができるならば、
簡単にトレンドラインを引くこともできる。
私は、究極のところ、ダウ理論をマスターしたならば、
トレンドの判断においては、
『チャートを見て、小学生に矢印を引かせたらどうなるか』
という純粋で固定概念のない判断がトレンドの認識にうまくいくと考えている。
そもそも、チャートに上方向か下方向にきれいな形で、
矢印を引くことのできないマーケットは、
利益を得るためには効率が悪い状態であるといえる。
以下に、アップトレンドとダウントレンドの典型的なダウ理論のチャートを掲載させていただく。
現在公開している、独自の考え方の『プライス・ストラクチャー™』は、
プライスアクションのひとつの技術を最もシンプルにしたもので、
多くのトレーダーの方々に知っておいていただきたい
ベーシックな短期のトレンドフォロー手法である。
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